調査実施の背景と目的
新NISA制度の開始により、投資への関心が高まる一方で、「何から始めればいいかわからない」「リスクが怖い」と感じている初心者は依然として多く存在します。投資を始める際の障壁や失敗しやすいポイント、情報収集の実態はまだ十分に明らかになっていません。
ファイナンスメディア株式会社は、金融・投資情報メディアを運営する立場から、日本国内在住の18歳以上の男女310名を対象に「投資初心者の実態調査2026」を実施しました。本調査は、投資初心者が感じる壁・きっかけ・勉強方法・失敗パターンを明らかにし、より多くの方が安心して資産形成の一歩を踏み出せるための参考資料として公表するものです。
調査結果レポート
310名
有効回答数
75.5%
現在投資している
57.1%
投資信託・NISAが最初
57.1%
「何を買えばいいか
わからない」が最大の壁
わからない」が最大の壁
56.8%
YouTube で勉強
以下では、各設問ごとに回答結果のグラフと考察をご紹介します。投資初心者が感じるリアルな壁と、現代の情報収集スタイルが浮き彫りになっています。
Q1
年齢層の分布
回答者の中心は25〜34歳(35.8%)、次いで35〜44歳(31.0%)となっています。20〜30代の若い世代が全体の約67%を占めており、投資に関心を持ち始めるキャリア形成期のリアルな声が反映されています。
Q2
現在の投資状況
📊 310名中234名(75.5%)が「現在投資している」と回答しました
約4人に3人(75.5%)がすでに何らかの投資を行っています。「過去にしていたが今はしていない」層(12.3%)を含めると、87.7%が投資経験者となります。新NISAの普及が若い世代の投資参入を後押ししていることが伺えます。
Q3
投資を始めたきっかけ(複数選択)
「老後の不安(53.2%)」と「副業収入が欲しかった(49.0%)」が2大きっかけとなっています。老後の不安が投資への動機として最も強く働いており、将来への備えとして資産運用を意識している人が多いことが明らかです。
Q4
最初に始めた投資の種類
「投資信託・NISA(57.1%)」がダントツのトップで、2位の「株式投資(28.7%)」を大きく上回っています。新NISAの使いやすさと国の後押しにより、投資デビューの入口として投資信託・NISAが定番化していることがわかります。
Q5
投資を始めた時の最初の元手
「1万円未満(33.9%)」が最多で、次いで「1〜5万円(26.8%)」となっています。約6割が5万円未満のスモールスタートで投資を始めており、少額から始めやすい環境が整ってきていることが伺えます。
Q6
投資を始めて最初に感じた「壁」(複数選択)
⚠️ 「何を買えばいいかわからない」が57.1%でトップ!「損失が怖い」も51.9%
「何を買えばいいかわからない(57.1%)」が最大の壁として挙げられました。次いで「損失が怖い(51.9%)」「専門用語が難しい(36.5%)」と続きます。情報は増えてもどれを選べばよいかの判断力が育ちにくい実態が示されています。
Q7
投資の勉強に使っているもの(複数選択)
「YouTube(56.8%)」が圧倒的トップで、次いで「ウェブメディア(30.6%)」「SNS(25.2%)」「書籍(24.5%)」となっています。動画コンテンツが投資学習の主流になっており、テキストよりも視覚・聴覚で学ぶスタイルが定着してきていることが伺えます。
Q8
現在の月間投資額
「1〜3万円(27.7%)」が最多となりました。「投資していない(22.6%)」や「1万円未満(19.7%)」も多く、少額からコツコツ積み立てるスタイルが初心者には主流となっています。
Q9
投資初心者が最初に失敗しやすいこと(自由記述)
よく理解しないまま始めてしまい、リスクを考えずに損をしてしまうことが多いです。
損切りを躊躇している間に含み損が増大してしまうこと。
すぐに利益を出そうとする焦りで、王道の長期・分散投資から外れてしまうこと。
マイナスになると不安ですぐ解約してしまうこと。
欲を出して高リスクな商品に手を出してしまうこと。
購入する時期と銘柄選びを誤ること。
何を買えばいいかわからず、損失が出やすい商品を選んでしまうこと。
信用取引などでの借金リスクを軽視してしまうこと。
「理解不足のまま始める」「損切りができない」「短期利益を狙う」という3つのパターンが失敗の主因として多く挙げられました。投資の基礎知識と長期目線の重要性が改めて浮き彫りになっています。
Q10
投資に関して今一番知りたい情報(自由記述)
まずは、何を始めたらいいか知りたいです。
低リスク商品について詳しく知りたいです。
投資初心者でも安心して始められる方法を知りたいです。
元本割れしない方法があれば知りたいです。
NISAとiDeCoの使い分けについて知りたいです。
安定している銘柄・商品はどれか知りたいです。
今後の米国株や国際情勢の見通しを知りたいです。
おすすめの高配当銘柄を教えてほしいです。
「何から始めるか」「低リスクな商品はどれか」という基礎的な疑問が多数を占めました。情報は溢れているものの、自分に合った投資方法を見つけるためのガイダンスへのニーズが非常に高いことが示されています。
【まとめ】調査から見えた5つのポイント
今回の調査を通じて、投資初心者が抱えるリアルな課題と現代の投資学習スタイルが明らかになりました。以下に、特に重要な5つのポイントを整理してご紹介します。
- ① 投資デビューは「投資信託・NISA」が主流 最初に始めた投資として57.1%が投資信託・NISAを選択。新NISA制度が投資参入の敷居を大きく下げたことが裏付けられました。
- ② 「老後の不安」と「副収入」が2大きっかけ 投資を始めたきっかけの1位は「老後の不安(53.2%)」、2位は「副業収入が欲しかった(49.0%)」。将来への備えと収入増加の両面から投資への動機が形成されています。
- ③ 最大の壁は「何を買えばいいかわからない」 57.1%が最初の壁として「何を買えばいいかわからない」を挙げています。情報は増えても、選択の判断力が育ちにくい実態が示されています。
- ④ 投資学習はYouTubeが主流に 勉強方法のトップはYouTube(56.8%)。動画コンテンツが書籍やウェブメディアを上回り、投資教育の主要チャネルとなっています。
- ⑤ 少額スモールスタートが定着 最初の元手「1万円未満」が最多(33.9%)。少額から始められる環境が整い、投資参入のハードルが下がっていることが確認されました。
今回の調査結果は、若い世代を中心に投資参加率が高まっている一方で、「何を選べばいいかわからない」「損失が怖い」という壁が依然として大きな課題であることを示しています。ファイナンスメディア株式会社では、今後も初心者の方が安心して資産形成の一歩を踏み出せるよう、わかりやすい情報提供と教育コンテンツの充実に取り組んでまいります。
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