海外FXには、国内FXにはないハイレバレッジやゼロカットシステム、充実したボーナスキャンペーンなどがありますが、安全性・信頼性について不安を持つ方も少なくありません。
海外FX業者の利用に違法性はありませんが、中には悪質な業者も存在するため、安心して取引できる業者を見極めることは重要です。
本記事では、安全性が高いおすすめの海外FX業者をご紹介するとともに、業者選びで押さえておきたいポイントや、安全に取引を行うための注意点についても詳しく解説します。
これから海外FXを始める方や、より安全な環境で取引したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
安全性が高いおすすめ業者TOP3
業者名 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
![]() XMTrading | 【海外FX初心者におすすめ】 ・世界190カ国で1,000万人以上が利用 ・日本語サポートが充実 ・13,000円の口座開設ボーナス | 公式サイト |
![]() VantageTrading | 【上級者にもおすすめ】 ・1,500万口座以上のユーザー ・The Financial Commissionに加盟し最大2万ユーロまで補償 ・15,000円分の口座開設ボーナス | 公式サイト |
![]() FXGT | 【サポート重視の方におすすめ】 ・最大100万ユーロまで補償される賠償責任保険に加入 ・日本語サポートは土日も含め24時間対応 ・新規口座開設で20,000円の口座開設ボーナスと15,000円のキャッシュバック | 公式サイト |
なお、上記の3社を含む総合的におすすめの海外FX業者を比較した海外FX業者おすすめ比較ランキングもありますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
海外FXの安全性が高いおすすめ業者比較一覧表

まずは、海外FXの安全性が高いおすすめ業者を比較してみましょう。
以下の表では、各おすすめ業者の設立年や取得ライセンスに加えて、資金管理方法や補償制度など安全性に関わる項目をまとめています。
※業者名をクリックすると解説部分がすぐに読めます。
業者名 | 設立年 | ライセンス | 利用者数 | 資金管理方法 | 補償制度 | 取引方式 | ゼロカットシステム | 日本語サポート | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | 2009年 | セーシェルFSA | 1,000万人以上 | 分別管理 | なし | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2009年 | ASIC/FCA/CIMA/FSCA ※グループ全体で | 1,500万口座以上 | 分別管理(NAB銀行) | The Financial Commission(最大2万ユーロ) | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2019年 | セーシェルFSA | 10万人以上 | 分別管理 | 賠償責任保険(最大100万ユーロ) | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2011年 | ベリーズIFSC | 非公開 | 信託保全 | The Financial Commission(最大2万ユーロ) | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2013年 | セントビンセント及びグレナディーン諸島SVG | 20万人以上 | 分別管理 | なし | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2008年 | セーシェルFSA | 80万人以上 | 分別管理 | The Financial Commission(最大2万ユーロ) | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2010年 | セーシェルFSA | 非公開 | 分別管理 | ロイズ・オブ・ロンドン民事賠償保険(最大500万ドル) | NDD方式 | あり | あり(翻訳機対応) | 公式サイト |
![]() | 2007年 | セントビンセント及びグレナディーン諸島SVG | 6万人以上 | 分別管理 | なし | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
海外FXで安全な業者を選ぶ際は、資金管理の方法や金融ライセンスの信頼性、出金の透明性といった安全面をしっかり確認することが重要です。
各業者の運営実績や補償制度、日本語サポートの充実度も合わせて比較し、自分にとって安心して取引できる信頼性の高い業者を選びましょう。
海外FXの安全性・信頼性が高いおすすめ業者ランキング

ここでは、海外FXの安全性・信頼性が高いおすすめ業者をランキング形式で紹介していきます。
今回のランキングは、以下の項目を評価基準として作成しています。
ランキングの評価基準
- 設立年
- 保有ライセンス
- 利用者数
- 資金管理方法
- 補償制度への加入状況
- 取引方式
- ゼロカットシステム
- 日本語サポート
それでは、ランキングを見ていきましょう。
1位:XMTrading

設立年 | 2009年 |
---|---|
ライセンス | セーシェル金融庁(FSA) ※ライセンス番号:SD010 |
利用者数 | 1,000万人以上 |
資金管理 | 分別管理 |
補償制度 | なし |
取引方式 | NDD |
ゼロカットシステム | あり |
日本語サポート | あり(メール・チャット・LINE) |
公式サイト | 公式サイトを開く |
XMTradingは2009年設立で、世界190カ国に1,000万人以上の利用者を持ち、2015年から日本人向けサービスも開始している大手ブローカーです。
運営会社のTradexfin Limitedはセーシェル共和国に拠点を置き、グループ全体で英国FCAなど取得難易度の高い金融ライセンスを含む6つのライセンスを保有しています。
資本金は約400億円と非常に厚く、2015年のスイスフランショック時には顧客の損失をゼロカットで補填するなど、その資本力と信頼性を示しています。
日本人スタッフによる日本語サポートも充実しており、海外FXが初めての方でも安心して利用できる環境が整っています。
海外FX人気No.1👑
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公式サイト:https://www.xmtrading.com/
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XMトレーディングの口コミ評判から安全性・信頼性を徹底調査!
2位:VantageTrading

設立年 | 2009年 |
---|---|
ライセンス | ・オーストラリア証券投資委員会(ASIC) ・英国金融行動監視機構(FCA) ・ケイマン諸島金融庁(CIMA) ・金融セクター行動監督機構(FSCA) ※日本人向け法人のライセンスは非公開でセントルシアで法人登記済み(番号:2023-00318) |
利用者数 | 1,500万口座以上のユーザー |
資金管理 | 分別管理 |
補償制度 | The Financial Commissionに加入 ※最大20,000ユーロまで補償 |
取引方式 | NDD |
ゼロカットシステム | あり |
日本語サポート | あり(メール・ライブチャット) |
公式サイト | 公式サイトを開く |
Vantage Tradingは2009年設立、オーストラリアを拠点に世界172カ国でサービスを開始し、2022年8月から日本市場への展開も強化されました。
日本向けサービスを提供する法人のライセンス情報は公開されていませんが、グループ全体ではASICやFCAなど、厳格な審査をクリアした4つの金融ライセンスを取得しており、一定の信頼性があります。
顧客資金はAA格付けのNAB銀行で分別管理されており、「The Financial Commission」に加盟しているため、万が一のトラブル時には最大2万ユーロまで補償を受けられる仕組みが整っています。
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VantageTrading(ヴァンテージ)の口コミと評判!出金できない噂や安全性を徹底調査
3位:FXGT

設立年 | 2019年 |
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ライセンス | セーシェル金融庁(FSA) ※ライセンス番号:SD019 |
利用者数 | 10万人以上 |
資金管理 | 分別管理 |
補償制度 | 最大100万ユーロを補償する賠償責任保険に加入 |
取引方式 | NDD |
ゼロカットシステム | あり |
日本語サポート | あり(メール・ライブチャット) |
公式サイト | 公式サイトを開く |
FXGTは2019年設立の海外FX業者で、日本向けサービスはセーシェル金融庁のライセンスを取得した「GT Global Ltd」が運営しています。
比較的新しい業者ながら、安定した運営実績があり、複数の受賞歴も持つなどグローバル展開にも積極的です。
顧客資金は分別管理で、最大100万ユーロまで補償される賠償責任保険にも加入していることから、安全性に十分配慮されている業者といえます。
また、日本語サポートは土日も含め24時間対応しており、初心者の方でも安心して利用できる環境が整っています。
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公式サイト:https://fxgt.com/ja/
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4位:AXIORY

設立年 | 2011年 |
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ライセンス | ベリーズ 国際金融サービス委員会(FSC) ※ライセンス番号:000122/8 |
利用者数 | 非公開 |
資金管理 | 信託保全 |
補償制度 | The Financial Commissionに加入 ※最大2万ユーロまで補償 |
取引方式 | NDD |
ゼロカットシステム | あり |
日本語サポート | あり(メール・ライブチャット) |
公式サイト | 公式サイトを開く |
AXIORYは、取引システムの提供でFX業界に携わってきた実績を持ち、FXサービスは2011年に開始したブローカーです。
安定した運営を長年続けており、ベリーズ国際金融委員会(IFSC)の金融ライセンスを10年以上維持しています。
多くの業者が経営陣を公開しない中、AXIORYは公式サイトで役員の顔写真やプロフィールを公開することで、高い透明性と信頼性を示しています。
顧客資金は信託保全で管理されており、「The Financial Commission」の補償制度により最大2万ドルまで補償されるため、資金面での安全性も非常に高いと言えるでしょう。
さらに、AXIORYは約定力の高さにも定評があり、前月のMT4における全注文の約定スピード、スリッページ率、時間別スプレッドなどの実績を公開しています。
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公式サイト:https://www.axiory.com/jp/
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5位:BigBoss

設立年 | 2013年 |
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ライセンス | セントビンセント・グレナディーン(SVG IBC) ※ライセンス番号:380 LLC 2020 |
利用者数 | 20万人以上 |
資金管理 | 分別管理 |
補償制度 | なし |
取引方式 | NDD |
ゼロカットシステム | あり |
日本語サポート | あり(問い合わせフォーム・ライブチャット) |
公式サイト | 公式サイトを開く |
BigBossは2013年に設立された海外FX業者で、国際的な金融アワードを多数受賞するなど、サービスやサポート体制が高く評価されています。
これまで悪質な出金トラブルの報告はなく、公式サイトは完全日本語対応で、日本人スタッフによるカスタマーサポートも利用できるため、安心して取引ができるでしょう。
BigBossは高い約定力と低スプレッドを誇り、最大2,222倍のレバレッジなど取引条件も充実しています。
最大13,700ドルの豪華な入金ボーナスをはじめ、取引量に応じてBigBossポイント(BBP)が貯まり、実質的に取引コストを抑えられるキャッシュバック制度もあり、損失リスクを減らしつつ稼げる環境が整っています。
なお、BigBossではゼロカットシステムも採用していますが、マイナス分を業者が直接補填するのではなく、まずはボーナスを含む他口座の残高から補填されるため、複数口座を運用している場合は注意が必要です。
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公式サイト:https://www.bigboss-financial.com/
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6位:Exness

設立年 | 2008年 |
---|---|
ライセンス | セーシェル金融庁(FSA) ※ライセンス番号:SD025 |
利用者数 | 80万人以上 |
資金管理 | 分別管理 |
補償制度 | The Financial Commissionに加入 ※最大2万ユーロまで補償 |
取引方式 | NDD |
ゼロカットシステム | あり |
日本語サポート | あり(メール・ライブチャット・電話) |
公式サイト | 公式サイトを開く |
Exnessは2008年設立の海外FX業者で、グループ全体で英国FCAやキプロスCySECをはじめ計8つの金融ライセンスを保有しています。
日本人向けにはセーシェル金融庁(FSA)のライセンスでサービスを展開し、「The Financial Commission」の補償制度により最大2万ユーロまで資金が守られている点も大きな特徴と言えるでしょう。
さらに、世界四大会計事務所の一つであるデロイトによる定期監査を受けており、財務の透明性もしっかり確保されています。
Exnessは実質無制限のレバレッジを誇るだけでなく、非常に狭いスプレッドとロスカット水準が0%という、他の業者ではなかなか見られない優れた取引環境を提供しています。
また、マイナススワップの心配がないスワップフリー銘柄も豊富に揃えているため、長期保有やスイングトレードをするトレーダーにも最適です。
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公式サイト:https://www.exness.com/
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Exness(エクスネス)とは?口コミ評判からメリット・デメリットを徹底調査!
7位:XS.com

設立年 | 2010年 |
---|---|
ライセンス | セーシェル金融庁(FSA) ※ライセンス番号:SD089 |
利用者数 | 非公開 |
資金管理 | 分別管理 |
補償制度 | ロイズ・オブ・ロンドンの民事賠償保険 ※最大500万ドルまで補償 |
取引方式 | NDD |
ゼロカットシステム | あり |
日本語サポート | あり(翻訳機での対応) |
公式サイト | 公式サイトを開く |
XS.comは、2010年設立で10年以上の運営実績があり、2023年から日本人向けサービスを開始しました。
日本向けサービスを提供するXS Ltdはセーシェル金融サービス機構(FSA)のライセンスを取得しており、グループ全体ではASICやCySECなど権威ある複数の金融ライセンスも保有しています。
さらに、XS.comは第三者機関から義務付けられていないにも関わらず、ロイズ・オブ・ロンドンの最大500万ドルの民事賠償保険に自主的に加入しているのが大きな特徴です。
世界的な受賞歴も多数あり、運営の透明性や信頼性が評価されていることから、初めての方でも安心して利用できるブローカーといえるでしょう。
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公式サイト:https://www.xs.com/jp/
8位:Axi

設立年 | 2007年 |
---|---|
ライセンス | セントビンセント及びグレナディーン諸島(SVG) ※ライセンス番号:25417 BC 2019 |
利用者数 | 6万人以上 |
資金管理 | 分別管理 |
補償制度 | なし |
取引方式 | NDD |
ゼロカットシステム | あり |
日本語サポート | あり(メール・ライブチャット・電話) |
公式サイト | 公式サイトを開く |
Axiは2007年にオーストラリアで設立され、グループ全体で15年以上の安定した運営実績を持つ老舗の海外FX業者です。
マンチェスター・シティFCのスポンサーを務めるなど企業としての資金力もあり、グループではオーストラリア証券投資委員会(ASIC)や英国金融行動監視機構(FCA)など、取得難易度の高い複数の金融ライセンスを保有しています。
日本人向けのサービス提供は2022年に始まりましたが、日本語サポートや国内銀行からの入金にも対応するなど使いやすい環境が整っています。
また、Axiは役員のプロフィールや顔写真を公開するなど、透明性の高さにもこだわっており、悪質な出金拒否や利益没収の噂もありません。
スプレッドの狭さや最大1,000倍のレバレッジ、豊富なCFD銘柄といった取引条件も魅力です。
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公式サイト:https://www.axi.com/jp
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Axi(アクシ)の評判は?口コミや安全性から特徴・メリットを徹底調査!
海外FX業者と国内FX業者の安全性を比較

ここでは、海外FX業者と国内FX業者の安全性を比較してみていきましょう。
国内FX業者の安全性とメリット
国内FX業者は、日本の金融庁から正式に認可を受けており、顧客資金は信託保全によってしっかりと守られています。
万が一業者が倒産した場合でも、預けている資金が全額返金される仕組みとなっているため、資金面での安心感は非常に高いと言えます。
その一方で、最大レバレッジが25倍に制限されているほか、ボーナスキャンペーンがほとんど行われていないなど、取引環境には物足りなさを感じるかもしれません。
海外FX業者の安全性とメリット
ほとんどの海外FX業者は日本の金融庁の認可を受けていませんが、優良業者の多くは厳格な審査基準を持つ海外の金融ライセンスを取得しており、一定の安全性が確保されています。
さらに、数千倍のハイレバレッジや高額ボーナス、ゼロカットシステムなど、国内FXにはない魅力的な取引環境が整っているのが大きな特徴です。
特にゼロカットシステムの導入により、相場急変時でも追証が発生せず、自己資金以上の損失を被る心配がないのは大きな安心材料でしょう。
ただし、金融ライセンスを取得していない業者や、保証制度が不十分なブローカーも存在するため、運営実績や信頼性を事前にしっかりと確認することが重要です。
海外FXで安全性・信頼性が高い業者を選ぶポイント

ここでは、海外FXで安全性・信頼性が高い業者を選ぶポイントについて解説していきます。
信頼性が高い金融ライセンスを保有している
海外FX業者を選ぶ際は、金融ライセンスの有無と、どの国のライセンスを取得しているかに注目しましょう。
金融ライセンスは各国の金融当局が発行する公式な許可証であり、取得には厳しい審査や定期的な監査をクリアする必要があります。
以下に、代表的な金融ライセンスを信頼度の高い順にまとめました。
金融ライセンス名 | 取得難易度・安全性 |
---|---|
英国金融監査機構(FCA) | 非常に高い |
オーストラリア証券投資委員会(ASIC) | 高い |
キプロス証券取引委員会(CySEC) | 高い |
セーシェル金融庁(FSA) | 高い |
ニュージーランド金融市場庁(FMA) | 高い |
ケイマン諸島 金融監督官庁(CIMA) | 高い |
モーリシャス 金融サービス委員会(FSC) | 中程度 |
バヌアツ金融サービス委員会(VFSC) | 中程度 |
ベリーズ 国際金融サービス委員会(FSC) | 中程度 |
英領バージン諸島金融サービス委員会(FSC) | 低い |
セントビンセント及びグレナディーン諸島(SVG) | 低い |
信頼度の高いライセンスを保有する業者は、より厳格な運営体制や顧客資金管理が義務付けられています。
そのため、取得難易度の高い金融ライセンスを保有する海外FX業者を選んだ方が、安全性・信頼性が高く安心して利用できるでしょう。
信頼度の低いライセンスであっても、無登録業者より一定の安全性は確保されていることが多いため、ライセンスの有無は最低限の確認ポイントとなります。
長い運営歴と実績がある
海外FX業者を選ぶ際は、金融ライセンスの有無や最大レバレッジなど基本的な情報に加え、運営実績も必ず確認してください。
魅力的な取引条件を提示していても、経営が不安定な業者は倒産や出金トラブルのリスクが高くなります。
すべてではありませんが、長期間にわたり安定して事業を継続している業者は、信頼性が高く安心して利用しやすいと言えます。
運営実績を見極める際には、以下のようなポイントをチェックしてください。
- 会社全体の事業規模
- 資本金や財務状況
- オフィスの所在地や住所が公開されているか
- 登録ユーザー数や取引実績
これらの項目を踏まえて、業者の安全性や信頼性をしっかりと見極めることが重要です。
顧客資金が安全に管理されている
安全性の高い海外FX業者は、トレーダーの資金を信託保全や分別管理などの方法で管理しています。
管理方法 | 特徴 | 資産保証 | 信頼性 |
---|---|---|---|
信託保全 | 顧客資金を信託銀行に預けて管理する方法 | あり | 非常に高い |
分別管理 | 顧客資金と業者の資産を別々の口座で管理する方法 | なし | 高い |
自社管理 | 顧客資金を業者の口座で一括管理する方法 | なし | 低い |
分別管理を採用している海外FX業者でも、Vantage TradingやFXGTのように民間の保険制度に加入している場合は、比較的高い安全性が期待できます。
一方で、自社管理を行い保険制度にも未加入の業者を選ぶと、トラブルや倒産時に資産が戻らないリスクが非常に高くなります。
ゼロカットシステムを採用している
海外FX取引を安全に行うためには、必ずゼロカットシステムを採用している業者を選びましょう。
ゼロカットシステムとは?
ゼロカットシステムは、相場の急激な変動などで口座残高がマイナスになった場合でも、マイナス分を業者が補填してくれる仕組みです。
国内FXではゼロカットシステムが禁止されているため、口座残高がマイナスになると追証(追加証拠金)を支払う義務が発生します。
一方、ゼロカットシステムが採用されている海外FX業者を利用すれば、追証が発生せず、入金額以上の損失を追いません。
注文方式にNDD方式を採用している
海外FXの注文方式にはNDD方式とDD方式があり、NDD方式を採用している業者の方が安全性が高いです。
項目 | NDD方式 | DD方式 |
---|---|---|
注文方法 | トレーダーが直接市場に注文を出す | FX業者が注文を仲介・処理する |
注文の透明性 | 高い | 低い |
スプレッド・手数料 | やや広め | 狭め |
FX業者の利益 | スプレッドや手数料 | 顧客の損失分 |
顧客の損失分 | 顧客の損失と関係なし | 業者の利益に直結 |
NDD方式は利用者が直接注文を行うため、透明性が高く、公正な価格で取引できるメリットがあります。
一方で、DD方式は業者が注文処理に介入するため、悪質な業者の場合は価格操作のリスクがある点に注意が必要です。
悪質な出金拒否や出金遅延の噂がない
安全に取引を続けるためには、出金拒否や遅延といったトラブルがほとんど発生しない業者を選ぶことが重要です。
出金トラブルが多い業者は、運営体制が不十分で資金力も乏しく、最悪の場合は資金を持ち逃げされるリスクもあります。
ただし、出金拒否はトレーダーの規約違反が原因となるケースもあるので、単なる噂を鵜呑みにせず、口コミや評判をしっかりと確認しましょう。
日本語サポートが充実している
日本語サポートが不十分な業者では、トラブル時にスムーズな解決が難しくなるリスクがあります。
特に初心者や英語が苦手な方は、公式サイトが日本語化されていて、日本人によるサポートが受けられる業者を選ぶのが安心です。
今回紹介した業者の日本語サポート対応状況は、以下の通りです。
業者名 | 公式HPの日本語化 | メールサポート | ライブチャットサポート | 電話サポート | LINEサポート |
---|---|---|---|---|---|
XMTrading | |||||
VantageTrading | |||||
FXGT | |||||
AXIORY | |||||
BigBoss | ※お問い合わせフォーム | ||||
Exness | |||||
XS.com | ※翻訳機での対応 | ||||
Axi |
日本語対応が充実している海外FX業者を選ぶことで、取引に関する重要な情報を正確に理解しやすくなり、誤解やトラブルを未然に防ぐことが可能です。
海外FXを安全に行うための注意点

ここでは、海外FXを安全に行うための注意点を解説します。
海外FX業者の評判・口コミを事前に確認する
業者の公式サイトには基本的なメリットが中心に記載されており、実際の利用者の感想とは異なることもあるため、口コミや評判を確認して実際の使用感を把握してください。
口コミは、SNSや海外FX業者に対するレビューが寄せられる「FPA」や「Trustpilot」を活用し、以下の4つのポイントに分けてチェックしてください。
- 出金拒否の有無や対応の速さ
- カスタマーサポートの反応速度や対応品質
- 取引環境(スプレッドや約定力など)
- 口座開設ボーナスや入金ボーナスの内容
出金拒否になる禁止事項や規約を確認する
海外FXでは、利用規約違反や禁止事項が原因で出金拒否や口座凍結といったペナルティを受けることがあります。
安全性が高い業者であっても、トレーダーが禁止事項に該当する行為をすると出金拒否されるので注意しましょう。
以下は、海外FXでの主な禁止事項です。
- 裁定取引(アービトラージ)
- 複数口座間・複数業者での両建て
- 過度なスキャルピング
- サーバーに負荷をかける過度なEAの使用
- ボーナスの不正取得や悪用
- 複数アカウントの開設
- 経済指標発表時や窓開け・窓閉めのみを狙った取引
こうしたリスクを避けるためにも、取引を始める前に必ず業者の利用規約をよく読み、不明点があればカスタマーサポートに問い合わせて確認しましょう。
派手なボーナスを提供する新興業者は避ける
サービスを開始して間もない海外FX業者やマイナー業者では、新規顧客を獲得するために高額なボーナスを提供することがあります。
豪華なボーナスは魅力的ですが、中には管理体制が不十分で出金拒否が起こるリスクがあるほか、詐欺的に見せかけて資金を回収する悪質な業者も存在します。
そのため、ボーナスの額だけに惹かれるのではなく、業者の運営体制や信頼性を事前にしっかりと確認することが重要です。
まずはデモ口座や少額から始める
初めて海外FX業者を利用する際は、いきなりリアル口座で取引を始めるのではなく、まずはデモ口座での取引からスタートすることをおすすめします。
デモ口座で実際の取引環境やサポート体制を体験することで、自分のトレードスタイルに合っているかを確認でき、安心して本格的な取引に移行できます。
デモで十分に練習した後は、リアル口座で少額から取引を始めましょう。
無闇なハイレバレッジ取引は控える
特に初心者の方は、損失リスクを抑えるために高すぎるレバレッジでの取引を控えましょう。
海外FXでは数千倍から無制限のハイレバレッジが魅力の一つですが、自分のスキルや経験に合わないレバレッジを使い続けると、短期間で資金を失うリスクが高まります。
まずは資金管理を徹底し、少額かつ低レバレッジで取引を始め、経験と実力に応じて徐々にレバレッジを上げていくことが重要です。
投資はギャンブルではなく、リスクとリターンのバランスを見極めて運用するものだという認識を持ちましょう。
海外FXの安全性・信頼性に関するよくある質問

海外FXの安全性 まとめ

本記事では、海外FXにおける安全性の高い業者選びのポイントや、おすすめの海外FX業者について詳しく解説しました。
海外FXは高いレバレッジや多様な取引環境といった魅力がある一方で、業者選びを誤ると出金トラブルや詐欺のリスクも伴います。
そのため、金融ライセンスの信頼性や資金管理体制、ゼロカットシステムの有無、日本語サポートの充実度など、安全面をしっかり確認し、自分に合った信頼できる業者を選ぶことが重要です。
これから海外FXを始める方は、まずはデモ口座や少額取引から安全にスタートし、慎重に取引環境を見極めていきましょう。
最後に、安全性が高くおすすめの海外FX業者一覧を再度掲載しますので、ぜひ参考にして海外FXを始めてみてください。
業者名 | 設立年 | ライセンス | 利用者数 | 資金管理方法 | 補償制度 | 取引方式 | ゼロカットシステム | 日本語サポート | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | 2009年 | セーシェルFSA | 1,000万人以上 | 分別管理 | なし | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2009年 | ASIC/FCA/CIMA/FSCA ※グループ全体で | 1,500万口座以上 | 分別管理(NAB銀行) | The Financial Commission(最大2万ユーロ) | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2019年 | セーシェルFSA | 10万人以上 | 分別管理 | 賠償責任保険(最大100万ユーロ) | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2011年 | ベリーズIFSC | 非公開 | 信託保全 | The Financial Commission(最大2万ユーロ) | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2013年 | セントビンセント及びグレナディーン諸島SVG | 20万人以上 | 分別管理 | なし | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2008年 | セーシェルFSA | 80万人以上 | 分別管理 | The Financial Commission(最大2万ユーロ) | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |
![]() | 2010年 | セーシェルFSA | 非公開 | 分別管理 | ロイズ・オブ・ロンドン民事賠償保険(最大500万ドル) | NDD方式 | あり | あり(翻訳機対応) | 公式サイト |
![]() | 2007年 | セントビンセント及びグレナディーン諸島SVG | 6万人以上 | 分別管理 | なし | NDD方式 | あり | あり | 公式サイト |