XMのMT4はカスタマイズ性の高い、多くのトレーダーに人気のトレードツールです。
XMのMT4は無料でダウンロードでき、デフォルトで搭載されている50種類以上のインジケーターなどを使って自分好みのトレード環境を作ることが可能です。
しかし、初心者の方にとっては初期設定や基本的な操作でもつまずいてしまうかもしれません。
この記事では、XMのMT4のインストール手順からチャート表示、注文などの使い方まで、画像付きで丁寧に解説していきます。
XMのMT4を使いこなし、テクニカル分析を行なってトレードを成功させたい方は、ぜひ参考にしてください。
XMのMT4の特徴
XMのMT4(Meta Trader4)は2005年にリリースされた、FXやCFDの取引プラットフォームです。
MT4には次のような特徴があります。
- デフォルトで51種類もの豊富なインジケーターを搭載
- カスタムインジケーター・EAを導入可能
- チャートを自由にカスタマイズできる
カスタマイズ性が高いため、現在では後継のMT5よりも多くのトレーダーに利用されています。
XMのMT4とMT5を比較してみましょう。
項目 | MT4 | MT5 |
---|---|---|
開発年 | 2005年 | 2011年 |
利用料 | 無料 | 無料 |
日本語 | 対応 | 対応 |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
処理速度・動作スピード | 遅め | 高速 |
複数チャート表示 | 可能 | 可能 |
気配値ウィンドウ | 機能が少ない | 機能が多い |
板情報 | なし | あり |
デフォルトインジケーター | 51種類 | 104種類 |
カスタムインジケーター | 多い | 少ない |
自動売買 | 多い | 少ない |
両建て | 可能 | 可能 |
ワンクリック注文 | 可能 | 可能 |
モバイルアプリ | 機能が少ない | 機能が多い |
アップデート | 少ない | 頻繁 |
対応FX業者 | 多い | 少ない |
基本的な性能は新しい世代であるMT5の方が優れていますが、MT4のカスタムインジケーターやEAはMT5に引き継ぐことができないため、これまでMT4でトレードしてきたユーザーはMT5登場後も継続してMT4を使っています。
また、利用者がMT4の方がまだまだ多いという背景から、MQL4コミュニティ(世界のトレーダーが作成したカスタムインジケーターが公開されているサイト)で入手できるカスタムインジケーターやEAはMT4の方が豊富です。
さらにXMのMT4は日本人の利用者が多いという点も、ユーザーにとってのメリットになります。
FX業者ごとに各社用のMT4を配信しており、UIなどが若干異なります。
XMのMT4は他の多くの日本人ユーザーがネットで情報発信してくれているので、使い方に困った時に解決策を見つけやすいです。
カスタムインジケーターやEAを使ってオリジナリティの高いトレード環境を整えるには、XMのMT4がおすすめです。
XMのMT4のダウンロード方法〜ログインの手順【PC版】
XMのMT4をスマホにダウンロードして、ログインするまでの操作を解説します。
XMのMT4のログイン時XMの口座への紐づけが必要になるので事前にXMの口座開設をしておきましょう。
PC版MT4ダウンロード~ログインの手順
XMのMT4をダウンロードする
ダウンロードボタンをクリックします。
Setupファイルを実行
ダウンロードが完了すると以下のアイコンが「ダウンロード」フォルダーに表示されるので、ダブルクリックして実行します。
以下のような画面が表示されるので「次へ」で進みます。
インストールが始まるのでしばらく待ちます。
インストールが終わると「完了」ボタンが表示されるので、クリックします。
XMの口座の紐づけ
完了ボタンを押すと口座の紐づけを行う画面が表示されます。
サーバー一覧の中から、XMの口座開設時に通知されたサーバー名を選択し、「次へ」をクリックします。
口座開設時に通知されるIDとPWを入力します。
完了
接続操作が完了するとMT4のウィンドウの左上に接続した口座のIDが表示されます。
意図した口座が接続されているか確認しておきましょう。
XMのMT4のダウンロード方法〜ログインの手順【スマホ版】
XMのMT4をスマホにダウンロードして、ログインするまでの操作を解説します。
スマホ版MT4ダウンロード~ログインの手順
Google Play storeからMT4アプリをダウンロード
アプリを開き、メニュー画面を表示
MT4アプリを開き、画面左上にある3本線をタップするとメニュー画面が表示されます。
「口座管理」をタップ
メニュー画面の上の方に「口座管理」のリンクがあるのでタップします。
画面右上の「+」をタップ
画面右上に表示される「+」をタップし、追加する口座情報を検索する画面に移動します。
「既存のアカウントにログイン」をタップ
すでに口座を開設してあるので、「既存のアカウントにログイン」をタップします。
サーバーを検索
「証券会社を検索」欄に「XMTrading」と入力し、下に表示される検索結果の中から口座開設時に通知されるサーバー名(XM-Trading Demo 5など)を選択します。
ログインIDとパスワードを入力
口座開設時に通知されるログインID(MetaTraderログイン)とパスワードを入力します。
完了
接続操作が完了すると紐づけられている口座情報が表示されます。
意図した口座が接続されているか確認しておきましょう。
XMのMT4をダウンロード・ログインできない原因と対処法
XMのMT4をダウンロード・ログインできない場合のよくある原因とその対処方法を解説していきます。
Windows PCにMac対応のMT4をダウンロードしている
WindowsのPCではMac用のMT4をインストールすることはできません。
使っているPCのOSに対応したMT4をダウンロードしましょう。
ウェブブラウザのセキュリティ設定が高い
XMのMT4はウェブブラウザ(Google Chromeなど)のセキュリティ設定が高いとダウンロードできない場合があります。
特に仮想専用サーバー(VPS)を使用している場合は初期状態でセキュリティ設定が高くなっていることが多いようです。
MT4のダウンロードができない場合セキュリティ設定を下げてからダウンロードを行ってみてください。
ウィルス対策ソフトを利用している
XMのMT4はウィルス対策ソフトを使用していると、設定によっては、ダウンロードやインストールができない場合があります。
MT4のダウンロード・インストールができない場合、以下の対策を検討してみましょう。
- ウィルス対策ソフトの許可リストにXMTrading MT4を追加する
- セキュリティ設定を下げる
デモ口座のサーバーを使っている
XMのMT4にログインする際にサーバーを選択しますが、デモ口座とリアル口座ではサーバーが異なります。
XMのリアル口座でログインする場合は、リアル口座用のサーバーを選択してログインしましょう。
XMのMT4の使い方【PC版】
ここからは、XMのMT4をPCで使う場合の操作方法を解説します。
気配値一覧を表示する
XMのMT4の気配値一覧を表示したり、表示する通貨ペア・銘柄を追加する方法などを解説します。
気配値一覧の操作方法
XMのMT4画面上部にある「気配値表示」のアイコンをクリックすると、気配値一覧の表示・非表示を切り替えることができます。
STEP1の操作で以下のとおり気配値の一覧が表示されます。
表示項目 | 内容 |
---|---|
通貨ペア | 通貨ペアや銘柄の名称です。 口座タイプごとに末尾に記号が付くので注意しましょう。 スタンダード口座:記号なし マイクロ口座:micro KIWAMI極口座:# ゼロ口座:.(ドット) |
Bid | 売値 |
Ask | 買値 |
気配値表示の画面上で右クリック、「通貨ペア」をクリックすると気配値を表示可能な通貨ペア・銘柄一覧が表示されます。
STEP3の操作で以下の通貨ペアリストが表示されます。
FX通貨ペア、貴金属などのタイプごとに分類されたツリーになっているので気配値表示したい銘柄が含まれる分類の左の「+」マークをクリックします。
「+」マークをクリックすると以下のようにツリーが展開されます。
銘柄名の左にある「$」マークに色がついているのが気配値表示されている通貨ペア、「$」マークが灰色のものは非表示状態です。
通貨名や「$」マークをダブルクリック、もしくは通貨名を選択した状態で「表示」「非表示」ボタンをクリックすることで表示・非表示を切り替えられます。
チャートを表示する
XMのMT4でチャートを表示させる方法を解説します。
いくつか方法がありますが、ここでは気配値表示している通貨ペアの中から選択してチャート表示する方法を紹介します。
チャートの表示方法
気配値表示の中にある通貨ペア・銘柄名称を右クリックし、チャート表示をクリックするとチャートが表示されます。
チャートの種類を変更する
XMのMT4ではチャートの種類をローソク足・バーチャート・ラインチャートに変更できます。
MT4の画面上部に以下のようなアイコンが並んでいます。
左から順にバーチャート、ローソク足、ラインチャートのアイコンです。
これらのアイコンをクリックすることでチャートの種類を変更できます。
バーチャート
ローソク足
ラインチャート
チャートの設定を変更する
XMのMT4でチャートの表示設定を変更する操作を解説します。
チャートの設定の変更方法
XMのMT4のチャートの設定を変更するために、チャート上で右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
プロパティの「色の設定」タブでは、チャートの背景やラインの色の設定を変更できます。
項目 | 意味 |
---|---|
基本配色 | あらかじめ設定された3パターンから配色を選択 ・Yellow On Black:黒背景に黄色のライン ・Green On Black:黒背景に緑のライン ・Black On White:モノクロ |
背景色 | チャートの背景色 |
前景色 | チャートの前景色(目盛りや価格)を変更 |
グリッド | チャートのグリッドを変更 |
上昇バー | 陽線のバーチャート、陽線のローソク足の髭と輪郭部分の色 |
下降バー | 陰線のバーチャート、陰線のローソク足の髭と輪郭部分の色 |
上昇ロウソク足 | 陽線のローソク足の実体部分の色 |
下降ロウソク足 | 陰線のローソク足の実体部分の色 |
ラインチャート | ラインチャートのラインの色 |
出来高 | 出来高(Tick Volume)の色 |
Askライン | 最新レートのAsk(買値)のラインの色 |
ストップ・レベル* | XMはストップレベルゼロなので表示されない |
プロパティの「全般」のタブではチャートの表示方法の設定ができます。
項目 | 意味 |
---|---|
オフライン・チャート | チャートをオフラインにし、レートの更新を止めます。 |
チャートを前面に表示 | |
チャートの右端移動 | チャートを右端(最新レート)に移動させます。 |
チャートの自動スクロール | チャートが更新されるたびに過去のチャートが左に送られていきます。 |
スケールを1対1に固定 | 縦軸を固定します。 |
スケールの固定 | 縦軸を固定する幅を入力します。 |
バーチャート・ロウソク足・ラインチャート | チャートの種類を選択します。 |
四本値表示 | チャート左上に始値・高値・安値・終値)を表示します。 |
Askのラインを表示 | Ask(買値)のラインを表示。 (通常はBid(売値)表示のみ) |
期間区切り表示 | 時間足ごとに決まった期間ごとに縦線が表示される。 1分~1時間足:1日 4時間足:1週間 日足:1か月 週・月足:1年 |
グリッドの表示 | チャート上にグリッドを表示する。 |
出来高の表示 | チャート下部に出来高(Tick Volume)を表示します。 |
ライン等の説明を表示 | 抵抗線などのラインに説明を加える。 |
また、次の操作で時間足やチャートのズームイン・アウトなどが可能です。
チャート上部のM1~MNをクリックし、時間足が変更できます。
表示 | 時間足 |
---|---|
M1 | 1分足 |
M5 | 5分足 |
M15 | 15分足 |
M30 | 30分足 |
H1 | 1時間足 |
H4 | 4時間足 |
D1 | 日足 |
W1 | 週足 |
MN | 月足 |
画面上部の虫眼鏡のアイコンをクリックすることで、チャートのズームイン・ズームアウトができます。
縦軸、横軸をドラッグすることでチャーとの目盛りの間隔を調整できます。
自動スクロール・余白を変更する
XMのMT4でチャートの自動スクロール・余白を変更する方法を解説します。
チャートの自動スクロール・余白の表示・余白の変更
画面上部の「更新情報と共にチャートを自動スクロール」アイコンをクリックします。
アイコンがへこんだ状態がオン状態です。
自動スクロールが有効になっていると、チャートが更新されるたびにチャートが左に流れて、チャートの右端が表示されます。
チャート右端に余白を追加します。
「チャートの右端をシフト」をクリックします。
チャートの右端と縦軸の間の余白が広がります。
こちらは余白オフの状態
こちらは余白オンの状態です。
チャート分析の際に未来のチャートにトレンドラインなどを描画して、シナリオを描きたいときなどに使いましょう。
チャート右端から縦軸までの余白の幅は、余白オンの状態でチャート上部に表示される▼マークをドラッグすることで調整できます。
インジケーター・オシレーターを表示する
XMのMT4でインジケーター・オシレーターを表示する方法を解説します。
画面上部の「挿入」、「インディケータ」の順にクリックし、表示されるインジケーター名やトレンド~カスタムまでのインディケータ分類の中にあるインジケーターをクリックすることでチャートにインジケーターが表示されます。
インジケーターを追加する際、以下のようなパラメーター設定画面が表示されます。
パラメーターの内容はインジケーターによって異なりますが、ここでは最もポピュラーなインジケーターの一つであるMoving Average(移動平均線)を例に開設します。
項目 | 意味 |
---|---|
期間 | 移動平均線の1点が参照するローソク足の期間 |
表示移動 | 移動平均線を左右にオフセットする量 |
移動平均の種別 | 移動平均線のタイプを選択します。 Simple:単純移動平均線 Exponential:指数平滑移動平均線 Smoothed:平滑移動平均線 Linear Weighted:線形加重移動平均線 |
適用価格 | 移動平均線を描画する際にローソク足のどの価格を参照するか |
スタイル | 移動平均線の色・実線/点線・太さ |
項目 | 意味 |
---|---|
レベル設定 | 移動平均線から指定の値上下にオフセットしたラインを描画する。 |
説明 | ラインの説明 |
スタイル | 線の色・実線/点線・太さ |
項目 | 意味 |
---|---|
全ての時間足に表示・各時間足 | 移動平均線を表示する時間足 |
データ・ウィンドウに表示 | チェックを入れると移動平均線の値がデータ・ウィンドウに表示されます。 |
新規注文・変更・決済
XMのMT4 で新規注文・注文の変更・ポジションの決済を行う方法を解説します。
気配値表示に表示されている通貨ペア・銘柄の名称をダブルクリックすると、注文画面が表示されます。
オーダー画面で注文条件を設定し、新規注文を発注します。
入力事項 | 入力内容 |
---|---|
銘柄 | プルダウンから選択。 プルダウンには気配値表示の通貨ペアが表示される。 |
タイプ | カウントダウン注文を選択 |
数量 | 取引量を指定 |
Stop Loss | 損切りする値幅を指定 |
Take Profit | 利確する値幅を指定 |
執行条件 | 選択不要 |
入力事項 | 入力内容 |
---|---|
銘柄 | プルダウンから選択。 プルダウンには気配値表示の通貨ペアが表示される。 |
タイプ | 指値注文を選択 |
タイプ | 注文タイプを選択 詳細は下表参照 |
数量 | 取引量を指定 |
価格 | 発注するレート |
Stop Loss | 損切りする値幅を指定 |
Take Profit | 利確する値幅を指定 |
Stop Limiti指値 | Buy Stop Limit・Sell Stop Limit注文が有効になるレート |
期限 | 注文の有効期限を指定。 |
注文タイプ | 意味 |
---|---|
Buy Limit | 買い指値注文 |
Sell Limit | 売り指値注文 |
Buy Stop | 買い逆指値注文 |
Sell Stop | 売り逆指値注文 |
Buy Stop Limit | 指定した価格を超えると有効になる買い指値注文 |
Sell Stop Limit | 指定した価格を下回ると有効になる売り指値注文 |
注文の変更やポジションの決済は画面下部のターミナルから行います。
ターミナルに表示されている注文、ポジションをダブルクリックすると新規注文と同様のオーダー画面が表示されるので、条件の変更や決済を行います。
XMのMT4の使い方【スマホ版】
次に、XMのMT4をスマホで使う場合のやり方を解説していきます。
気配値一覧を表示する
XMのMT4アプリの画面下部にある気配値表示のアイコンで気配値の画面に切り替えることができます。
STEP1の操作で以下のとおり気配値の一覧が表示されます。
表示項目 | 内容 |
---|---|
① | 通貨ペア・銘柄名称 |
② | スプレッド |
③ | Bid(売値) |
④ | 日中の安値 |
⑤ | Ask(買値) |
⑥ | 日中の高値 |
気配値表示の画面上にある「+」マークをタップすると、通貨ペア・銘柄一覧が表示されます。
シンボルを検索、もしくは通貨ペア・銘柄の分類の中から気配値を追加したいものを選択します。
気配値画面上部の鉛筆マークをタップすると気配値一覧の編集ができます。
鉛筆マークをタップすると以下のような画面に切り替わります。
気配値一覧編集画面では以下の操作が可能です。
アイコン | 操作 |
---|---|
通貨ペア名左の三本線 | 三本線をドラッグして通貨ペア・銘柄の並び替え |
ゴミ箱マーク | 一覧から通貨ペア・銘柄名を削除 |
チャートを表示する
XMのMT4のスマホアプリのチャートを表示する操作を解説します。
XMのMT4画面下部のローソク足のアイコンをタップすることでチャート画面に切り替えることができます。
チャートの種類を変更する
XMのMT4アプリでチャートの種類をローソク足・ラインチャート・バーチャートに変更する方法を解説します。
画面左上にある三本線をタップします。
気配値画面、チャート画面どの画面からでも共通の操作です。
STEP1の操作で口座情報などの画面が開くので、「設定」をタップします。
「チャート」の中に「線種」があるのでここをタップし、チャートの種類を変更します。
チャートのカラーパターンを変更する
XMのMT4アプリでチャートのカラーパターンを変更する方法を解説します。
画面左上にある三本線をタップします。
気配値画面、チャート画面どの画面からでも共通の操作です。
STEP1の操作で口座情報などの画面が開くので、「設定」をタップします。
設定画面の中の「カラー」をタップします。
各項目の色を設定します。
項目 | 意味 |
---|---|
スキーム | あらかじめ設定された配色パターンから選択 |
前面 | チャートの前景色(目盛りや価格)を変更 |
グリッド | チャートのグリッドの色を変更 |
上昇バー | 陽線のバーチャート、陽線のローソク足の髭と輪郭部分の色 |
下降バー | 陰線のバーチャート、陰線のローソク足の髭と輪郭部分の色 |
ブルキャンドル | 陽線のローソク足の実体部分の色 |
ベアキャンドル | 陰線のローソク足の実体部分の色 |
チャートライン | ラインチャートのラインの色 |
ボリューム | 出来高(Tick Volume)の色 |
ビッド価格ライン | 最新レートのBid(売値)のラインの色 |
ASKライン | 最新レートのAsk(買値)のラインの色 |
ストップ・レベル | XMはストップレベルゼロなので表示されない |
インジケーター・オシレーターを表示する
XMのMT4アプリでチャートにインジケーターを表示する方法を解説します。
チャート画面上部にある「f」ボタンをタップします。
チャートに表示中のインジケータ一覧が表示されます。
この画面では以下の操作が可能です。
- 表示中インジケーターの削除
ゴミ箱マークをタップし、チャートから削除するインジケーターを選択します。 - インジケーターの追加
「f+」マークをタップし、インジケータ一覧からチャートに追加するインジケーターを選択します。
新規注文・変更・決済
XMのMT4アプリで新規注文、注文変更、ポジションの決済を行う方法を解説します。
気配値一覧で注文を出したい通貨ペア・銘柄をタップすると以下の画面が表示されます。
「新規注文」をタップします。
注文画面で成行注文or指値・逆指値注文を選択し、条件を入力し発注します。
入力事項 | 意味 |
---|---|
ロット数 | 注文数量 |
ストップロス | ポジション保有後損切りするレートを設定 |
テイクプロフィット | ポジション保有後利確するレートを設定 |
入力事項 | 意味 |
---|---|
ロット数 | 注文数量 |
価格 | 指値・逆指値注文のレートを設定 |
ストップロス | ポジション保有後損切りするレートを設定 |
テイクプロフィット | ポジション保有後利確するレートを設定 |
保有しているポジション、注文の変更は保有ポジションの画面から行います。
画面下部の中央のアイコンをタップします。
保有しているポジションの上で左にスワイプすると、操作のアイコンが表示されます。
- チェックマーク:ポジションの決済
- 鉛筆マーク:注文の変更
- 波マーク:チャートへ移動
XMのMT4でチャートが動かない原因と対処法
XMのMT4でチャートが表示されない・動かない場合は、以下の原因が考えられます。
それぞれ詳しく解説します。
XMにログインできていない
XMのMT4でチャートが動かない原因として最もありがちなのは、「XMにログインできていない」ということです。
MT4で表示されるチャートは、XMの口座にログインして入手した情報をもとに作られています。
そのため、XMにログインしていない状態ではチャート情報が得られず、チャートは動かないのでログインを忘れないようにしましょう。
MT4では、画面右下の表示でログインができているか確認可能です。
通常は「100/10kb」など数値の表示ですが「無効な口座」や「回線不通!」となっている場合、ログインがきちんとできていません。
IDやパスワードを確認して、再度入力をしてログインをしてみてください。
XMの口座が凍結されている
XMでMT4にログインできない時は、XMの口座が凍結されている可能性があります。
MT4のログインIDはXMの口座番号となっており、凍結されていない口座のIDしか利用できません。
XMの取引時間外にアクセスしている
XMでは、早朝や土日祝日などの取引時間外は、チャートが更新されません。
月~木曜日 | 金曜日 | |
---|---|---|
夏時間(3~11月) | 7:05~翌5:55 | 7:05~翌5:50 |
冬時間(11~3月) | 8:05~翌6:55 | 8:05~翌6:50 |
MT4に正常にログインしているのにチャートが動いていない場合は、XMの取引時間外に該当していないか確認しましょう。
MT4のバージョンが古い
XMのMT4のバージョンが古い場合、ログインIDやパスワードを正しく入力してもMT4にログインできません。
MT4にログインできない場合、バージョンが古くなっていないかを確認しましょう。
MT4を起動し、上部メニューの「ヘルプ」→「バージョン情報」をクリックします。
MT4は通常自動的に最新バージョンをダウンロードしますが、最新バージョンを反映するにはMT4を再起動する必要があります。
長期間MT4を起動したままにしておくとバージョンアップが行われないため、定期的な再起動(週一回程度)が推奨されています。
バージョンが古くなっている場合は、以下の手順でアップデートが可能です。
- デスクトップにあるMT4アイコンを右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。
- 自動的にアップデートが開始され、終了するとMT4が立ち上がってきます。
インターネット回線の問題
XMのMT4を使用しているデバイスの接続しているインターネット回線に問題があるとチャートは動きません。
画面右下の表示が「回線不通!」になっていないか確認し、なっている場合はPCやスマホのネット接続を確認しましょう。
インジケーターを追加しすぎている
XMのMT4にカスタムインジケーターを追加しすぎると動作しなくなることがあります。
その場合は、フリーズの原因となっているインジケーターのファイルを削除する必要があります。
インジケーターを削除する手順は以下の通りです。
インジケーターを削除する方法
XMのMT4をダウンロードすると自動的にMeta editorというソフトもダウンロードされています。
デスクトップに以下のアイコンが表示されているのでダブルクリックをして、Meta Editorを起動します。
Meta Editorのメニューにある「表示」、「ナビゲータ」を順にクリックします。
以下のような「ナビゲータ」のウィンドウが表示されます。
「ナビゲータ」の中の「Idicators」の左の「+」ボタンをクリックすると、ツリーが展開し、.mq4というファイルが表示されます。
この中から直近で追加したカスタムインジケーターなど原因となっていると思われるインジケーターを右クリック、削除の順でクリックし、削除します。
XMのMT4でよくある質問
XMのMT4は無料で使えますか?
XMのMT4は無料で使用可能です。
XMのMT4とMT5はどっちがおすすめですか?
XMのMT4はさまざまなカスタムインジケーター、EAを使いたい方におすすめです。
MT5の方が新世代で高機能のソフトですが、2024年時点ではまだMT4用のカスタムインジケーターやEAの方が多く出回っていることからMT4の方が人気です。
今後徐々にMT5が主流になっていくと思われますが、当面はMT4を使っておけば不便はないでしょう。
XMのトレードツールをMT5からMT4に変更することはできますか?
XMのMT5用に開設した口座のトレードツールをMT4に変更することはできません。
XMのMT4を使うためには新たに追加口座を開設する必要があります。
XMのMT4の接続先サーバーの確認・追加・変更方法は?
XMのMT4の接続先サーバーは以下の手順で確認・追加・変更ができます。
XMの会員ページの「ホーム」画面に表示されている口座の概要のうち、サーバーを確認したい口座の「・・・」マークをクリックします。
表示される選択肢の中の「口座情報」をクリックします。
表示される口座情報の中に「サーバー情報」が記載されています。
これが、この口座のトレードツールで使用するサーバー名です。
続いて、現在MT4で接続しているサーバーを確認します。
XMのMT4を起動後、ツールバーの「ファイル」 、「取引口座にログイン」の順にクリックします。
もともとサーバーに接続している場合、以下のような画面表示となり、接続しているサーバーが確認できます。
STEP3で表示した「取引口座のログイン情報」画面から接続するサーバーの変更も可能です。
サーバー一覧に接続したいサーバーが表示されない場合は、「スキャン」操作をすることで、一覧に新たにサーバー名を追加することができます。
ツールバーの「ファイル」 、「デモ口座の申請」の順番にクリックします。
表示されるサーバー一覧をスクロールダウンし、一番下の「新しいブローカーを追加します」欄の左横にある + サインをクリックし、「XMTrading」を入力後「スキャン」をクリックします。
スキャン完了後、「キャンセル」をクリックしてウィンドウを閉じます。
その後、ツールバーの「ファイル」、「取引口座にログインする」の順にクリックして、ログイン画面を開きます。
サーバー欄に新たにサーバー名が追加されているか確認してください。
XMのMT5口座のIDを使用してMT4にアクセスできますか?
XMのMT4で取引できる銘柄は何ですか?
XMのMT4ではXMで扱う銘柄のほとんどすべてのFX通貨ペア、CFD銘柄が取引可能です。
ただし、一部の貴金属(XAUEUR、XPDEUR、XPTUSD)、株式デリバティブ、一部の株式指数(CA60Cash、ChinaHCash、GerMid50Cash、GerMid50Cash、SA40Cash、US2000Cash)、エネルギーCFDの取引はできません。
これらの銘柄の取引を行う場合はMT5を使用する必要があります。
XMのMT4はデモ口座で使用可能ですか?
XMのMT4はデモ口座でも使用可能です。
XMのMT4はMacで使うと文字化けするのはなぜですか?
XMのMT4に対応したフォントがMacに入っていないため文字化けが起きます。
XMのMT4はiPadでも使えますか?
XMのMT4はiPadでも使用可能です。
iPadでApp storeからMT4(MetaTrader 4)をインストールし、XMの口座を接続することで使うことができます。
XMのMT4で回線不通になる原因は?
XMのMT4で「回線不通」と表示されるのはインターネット回線に問題があるときです。
LANケーブルが抜けていないか、自宅のルーターに異常がないかを確認しましょう。
XMのMT4で「無効な口座」と表示される原因は?
XMのMT4で画面の右下に「無効な口座」と表示される主な原因は「ログイン情報が間違っている」もしくは「XMの口座が凍結している」のいずれかです。
「無効な口座」の状態でもチャートや気配値はMT4の画面で表示されますが、チャートは動かず注文も出せないので注意しましょう。
XMのMT4は複数インストールできますか?
XMのMT4は1つのPCに複数インストール可能です。
通常XMのMT4の名称は「XM Trading MT4」と表示されていますが、先にインストールしたMT4の名称を変更し、再度MT4をインストールすることで複数のMT4を1つのPCにインストールすることができます。
XMのMT4でEAは使えますか?
XMのMT4はEAが使用可能です。
XMのMT4を旧バージョンからバージョンアップする方法は?
XMのMT4は通常自動的に最新バージョンをダウンロードし、MT4再起動時にバージョンアップが行われます。
また、次の方法で手動でXMのMT4をバージョンアップできます。
- デスクトップにあるMT4アイコンを右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。
- 自動的にアップデートが開始され、終了するとMT4が立ち上がってきます。
XMのMT4のまとめ
XMのMT4について、ダウンロード・インストールから実際のトレード時に行うチャートの操作や注文操作について解説してきました。
XMのMT4はチャート表示のカスタマイズ性が高く、自分にピッタリのトレード環境を提供してくれます。
ただし、口座との接続が上手くいっていないとトレードができなかったり、チャートの操作も慣れるまでは少し難しかったりします。
トレード判断以外の部分でストレスを感じていては、トレード成績も伸びていきません。
本記事を参考に、XMのMT4を使いこなせるようになれば幸いです。